あっ、あの国の首相がいつの間にか髪がふさふさし若返った。あの大臣は選挙前に植毛手術をうけて見事、当選したなどという噂は多い。
また禿た頭で知られている人がある日、帽子をかぶって歩いていたら弟さんですかと聞かれてしまった等という毛髪、特に禿に関するエピソードにはことかかない。確かに禿げるとその人の年齢よりも年をとってみられるので損をすることが多い。
これを常に肌で感じているのが政治家であり、会社のCEOである。この人達はビジネスにおいて最初に会ったときの印象が非常に大きいという。勿論、髪型を変える、染めるなどで一時的に若くみせる方法もあるが、禿げてしまっている場合これらの方法にも限りがある。
最も安心できて自然なのが自毛植毛なのである。
自毛植毛の有利なことについては追々説明するが、今回は何故、頭髪が抜けて男性型脱毛症となるのかを説明したい。
男性型脱毛症というのは前頭部がM状に禿げ、頭頂部が中心部から外側に拡がって禿げてくる加齢による禿げのことを言う。男性のみでなく、年配の女性にもおこる。これに遺伝が関与していることは多くのデータで、はっきりしている。
たとえば30歳の年代で比較してみると両親の係累が禿げている場合、その子供の90%の人は多かれ少なかれ抜け毛が多くなり、両親の系累に禿げた人がいないと35%の人にしか禿げがおきないその差は大きい
従って禿げは病気ではないが、意外なところで、子供を悩ませていることとなる。実は既に毛髪に関する遺伝子は分かっているが、残念ながら禿げの原因となる遺伝子はまだ見つかっていない。しかし現在は砂漠に森を作る時代である。最新の遺伝子治療で禿げを克服しフサフサの頭髪をよみがえらす時代も間近である。
2005年12月、男性型脱毛症に悩む人々に福音ともいうべき治療薬がついに日本でも認可され発売されるようになりました。
みなさんご存知のプロペシアです。
プロペシアの効果についてはこれまで多くの研究がありますが、大方60~80%程度の改善率があるとされています。
改善という内容には脱毛の進行が抑えられたというものも含まれますが、それにしてもこれまでの治療薬と比較すると格段の差です。
ところで、もはや産毛のように細くなってしまった毛にも効くのでしょうか?
ある研究によると、もはや産毛のように細く短くなった毛には効かないというのです。
プロペシアは産毛のようになる前の細い毛に働いて、これらの毛を太くすることで地肌を見えにくくするというのです。
ふけが多い状態、いわゆる“ふけ症”は脂漏性湿疹という皮膚の病気です。
脂漏性湿疹はでん風菌というカビの仲間によって起こります。でん風菌は人の皮膚の常在菌(もともといる菌)ですが、皮脂と角質が毛穴にたまった状態ではこの菌が増えて炎症がおきます。この結果、角質が多量にはがれて“ふけ症”となるのです。
脂漏性湿疹による炎症は“ふけ症”のみならず、毛髪の成長を抑え、ひどくなると脱毛を来たしてしまいます。
そこで、重要なのが洗髪の仕方です。みなさんは、勢いよくごしごしと力を入れて洗えば毛穴の皮脂や角質が落ちると思い込んでいませんか?
毛穴に詰まった皮脂や角質はごしごし洗っただけでは充分に取れないのです。
毛穴の角質や皮脂をうまく取るには髪の生えている向きに逆らって、指の腹を使って小刻みに洗っていきます。前後、左右の生え際からつむじに向かって洗髪していきます。毛の根元の硬さを指で感じながら洗うことがコツです。
2005年12月、男性型脱毛症に悩む人々に画期的とも言うべき治療薬が日本でも認可され
発売されることとなりました。なんと、60~80%近くの人に効くというのです。
ところが、残念なことに女性には適応となっていません。
①閉経以降の女性には効果がない。
②妊婦が服用すると男性胎児に奇形が生じるおそれがある。
ということがその主な理由です。
では、ほんとうに効かないのでしょうか?
少数ではありますが、効いたという研究成果がいくつかあります。
ただし、それらは通常より多い量を内服した場合であったり、経口避妊薬を併用しながら
という条件付です。
安全かつ有効な女性向けの男性型脱毛症治療薬が出るのにはまだ時間がかかるようです。